2012年6月2日土曜日

おじさんのためのダイエット講座 その2

太りにくい体質…

さて、若い頃はたくさん食べても太らなかったワタクシ。今、思うと、一つ食生活に大きな問題があったようだが、とりあえず若いと代謝が活発で、体内に取り込んだ栄養をどんどん使っていった感がある。部活とかで運動もしていたし。
ところが、25歳を越えたあたりから、運動不足と加齢により、徐々に肥満細胞が活躍しはじめ、気がつけば太っていた。体がボヨンとしてきたのである。某フィットネスクラブのスタッフに、その浮き輪が不摂生の証拠、などと糾弾されたりもしたのである…

加齢による代謝の低下は、個人差はあれ、必ずある。加えて運動不足で使われない筋肉が失われれば、ますます代謝は下がる。使われない栄養は脂肪として蓄積され、体は重くなり、動きたくなくなり、ますます筋肉は……
…… きりが無いのでやめよう。
そう、太りにくくするには、筋肉をつけることが肝要なのだ。

筋肉は動くのが仕事なので、原則エネルギーを使う。これを増やす(容易ではないが)、もしくはよく使うことで、代謝を上げるのが、ダイエットにとにかく重要だと思われる。後に述べる食生活の改善も同様の目的をもつのだが、この代謝を上げることで太りにくい体質にすることこそが、持続的なダイエットにとってクリティカルである(言い切ってしまおう)。

どうもダイエットというと、体重の増減ばかりに気を取られてしまうのだが、体重が減れば良いのであれば、筋肉を減らしたほうがよい。筋肉は脂肪の約4倍の重さだから。ところが、それで体重が減った、と喜ぶのはまさにぬか喜びであって、筋肉が減れば代謝は落ちるので、その後ドカ食いをしたりしようものなら、体は超過した栄養をさばけず脂肪へと変え蓄えてしまうのである。つまりリバウンドという陥穽にはまってしまうわけ。
ところが代謝があがれば、ちょっと食べ過ぎても、代謝が上がった分は体がさばいてくれるので、リバウンドを抑止できる、はずである(まぁ、そう簡単ではないが)。

代謝を上げる、そのためにはどうすべきか、次から、少し実践的な話に入っていこう。


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