2011年9月11日日曜日

「日本人の9割に英語はいらない」読了

成毛眞氏の単行本。
タイトルが煽動的だ。さらに帯には「英語ができても、バカはバカ。」とある。
ふふふ。これは読まねば、となるわいな。

で、読んでみたが、基本同意。
と偉そうに申してはいけなくて、やはり元外資系トップが言うからこそ、説得力が出るというものですね。
昨今はやりの「社内英語公用語化」の愚も、成毛氏のような人が批判するからこそ、人も耳を傾けるのだ。

とくに、よくぞ言ってくださったと思ったのが以下の一言:
「日本人も堂々と英語を拒否すればいい。」
だってそうでしょう。外国に行ったら、まぁその国の言葉を話すのが当然。日本に来て、ナチュラルスピードで質問する外国人(主に白人)を見かけるが、あの人たちは、せめてゆっくり話す努力をすべきだといつも思う。幸か不幸か今のワタクシは外国人に頼られることなどないのだが、不遜な態度で質問をしてきたら、ラテン語以外は苦手です、と日本語で伝え立ち去るだろう(ほんとか?)

多くの日本人が本当は必要としない英語需要を勝手に感じていることは、著者の指摘通りで、小学校で英語をやる意義はないと私も思うのだが、それでもやっぱり英語ができた方がよいぞ。ま、できる、にかなーりの幅があるのだけれど。ワタクシの愚見でしかないのだけれど。

わたしの考えとしては、英語を若いうちに勉強しなかった人は、無理に勉強しなくてよいと思うが、若い人は当然のツールとして身につけておくとよいと思う。日本語だけでなく、英語でも情報を仕入れることができると便利だ。とくにネットで。
ちなみに私は高校生のころ、Backpacker誌を定期購読し、かなり背伸びをして解読を試みていた。そして背伸びしすぎて、ヘンリー・デイヴィッド・ソローのWaldenを買って2ページで挫折するわけだが。。(我ながら愚かすぎる飛躍だった。。)
それも若いうちなら、かわいいものなので、「英語業界のカモにな」らずに、「英語の勉強」をするのではなく、英語「で」勉強をしてほしいものだと思います。









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